
革ジャンの手入れ方法|また袖を通したくなる、普段のケアとしまい方
少し肌寒い日に、久しぶりに革ジャンへ袖を通す。肩や肘のしわが見慣れた形になっていると、その一着を着てきた時間まで感じられます。
好きな革ジャンを気持ちよく着るために、普段の手入れは難しく考えすぎなくて大丈夫。着た後に湿気を逃がすこと、汚れをためないこと、形に合う保管をすることから始めてみましょう。
着たあとは、形を整えて湿気を逃がす
帰宅したら、革ジャンの肩幅や重さに合う厚みのあるハンガーへ。細い針金ハンガーへ無理に掛けたり、椅子に丸めたままにしたりせず、形を整えて休ませます。
表面のほこりを柔らかな布やブラシで軽く落とし、汗をかいた日は内側の湿気にも目を向けましょう。すぐクローゼットへ詰め込まず、直射日光を避けて風を通してから収納します。
雨に濡れたら、熱を使わずゆっくり乾かす
乾いた柔らかな布で水分を押さえ、こすらずに形を整えて陰干しします。ドライヤーや暖房で急いで乾かすと、革が硬くなったり変形したりするおそれがあります。
濡れている間にクリームを重ねず、十分に乾いてから状態を見ます。バッグなどほかの革製品と基本が似ていても、重い衣類をどう支えるかは別。製品の案内に沿って、形に無理をかけず乾かしましょう。
保革剤は、衣類の革と仕上げに合わせる
牛革、馬革、羊革などの種類に加え、スムースか起毛か、どんな仕上げかで適したケアは違います。バッグや靴に使っている用品を、そのまま革ジャンへ使えるとは限りません。
クリームやオイルは、衣類とその素材に対応するものを目立たない部分で少量から。色や柔らかさが変わることもあるため、毎シーズン必ず全体へたっぷり塗る、と決めなくて大丈夫です。
襟や袖、肘の変化に目を向ける
汗や皮脂が付きやすい襟と袖、曲げ伸ばしする肘は、普段の状態を見ておきたい場所です。汚れが気になっても、家庭用洗剤やアルコールで強くこすらず、対応する方法を購入店へ相談しましょう。
深い傷や裂け、縫い目のほつれは専門店へ。肩掛けバッグを合わせるときは、ストラップと革ジャンの摩擦にも気を配り、当たる場所が偏りすぎない持ち方を選びたいですね。

革ジャンに合わせて持ちたい、身近な革の道具
服とバッグをすべて同じ質感にそろえなくても、落ち着いた色やラフな濃淡を合わせると楽しくなります。小物をまとめるショルダーと、手元で使う財布をご紹介します。
休日の荷物を分ける、牛革ショルダー

約26.5×22×9cm、約0.8kgの牛革バッグ。ファスナー開閉で、内側に小物用ポケットや仕切りを備えます。革ジャンの装いに、濃淡のあるバッグを合わせたい方に。肩紐が服に当たる位置も合わせて持ちたい形です。
手元で風合いを楽しむ、牛革長財布

約20×11×3.5cm、約0.3kgのロングウォレット。カードスロットとファスナー付きポケットがあり、中身を分けて使えます。厚みを無理に服のポケットへ押し込まず、持ち物に合う収め方を選びましょう。
季節をまたぐ保管は、湿気と押しつぶしを避ける
長くしまう前に、ほこりや湿気を取り、気になる汚れがあれば革衣類を扱うクリーニング店へ相談します。裏地も含めた汗や汚れは、外側の乾拭きだけでは落とせないことがあります。
収納は高温多湿や直射日光を避け、通気性のあるカバーなどを製品の案内に合わせて使います。ぎゅうぎゅうに押し込まず、肩や袖に無理な折れ目をつけない余裕を。次の季節に取り出すときも、表面と縫い目をさっと見てから袖を通しましょう。

革ジャンのケアで気になること
においが気になるとき、消臭スプレーを使えますか?
一般的な衣類用スプレーをそのまま使えるとは限りません。革や裏地への適合を見て、分からない場合は購入店や革衣類の専門店へ相談してください。
洗濯機で洗ってもいいですか?
洗えると明示された製品でなければ、自己判断で丸洗いしないようにしましょう。汚れや汗が気になる場合は、素材と仕上げに合うクリーニングを相談します。
着た後に少し整え、次に着る日まで気持ちよく休ませる。大げさな手入れより、その繰り返しが、お気に入りの一着との時間を支えてくれます。


